原状回復 壁紙などのどこからどこまでが借主負担になるか

国交省のサンプルより抜粋

日常の清掃を怠ったための台所の油汚れの飛散

使用後の手入れが悪く、ススや油が付着している場合

結露を放置したことで拡大したカビ、シミ

結露放置により壁等を腐食させた場合

クーラーから水漏れし、放置したため壁が腐食

タバコ等のヤニ・臭い

壁等のくぎ穴、ネジ穴

天井に直接つけた照明器具の跡

落書き等の故意による毀損

これらが借主の不注意に値する事柄で、借主負担となる可能性が高い例。

畳の表、国産品と輸入品との違い

畳表(茣蓙[ござ])は国産品と輸入品(主に中国産イグサ)とで、価格が大きく異なる。

和紙畳と天然物のイグサとを比べると、温かみや触り心地を考えると圧倒的にイグサが勝る。

国産品と輸入品を比べると、まず、安価であるという事を重視した目的で輸入されているのでそもそもが雑。

勿論、国産品に於いても普及品から特選までのランクがあるので何が違うのかって事になるけど、まず、畳を表替えして縁(ヘリ)の際に色の違いが見られる事がある。

イグサはイ草であり、植物であるので成長した時の長さは違う。

それを選別して畳として利用するので、長いイグサであればあるほど末端部分の不揃い感は選り分けられる事が可能で、内側を多く製品として利用出来る。

粗めのイグサを薄めに作ると当然安くなり、且つ、色のバラつきは着色を施して誤魔化すのですでに天然素材感は失われている。

単に安さだけを求めて安価な表を利用すると、表どころか畳床の傷みまで早めてしまうので、個人的に使用するのであれば、和紙畳にすべき。

もしくは賃貸ならいい。ただ出入りが激しい場合は、賃貸でも和紙畳にすべき。

最近の和紙畳は樹脂でコーティングされているのでメンテナンスが容易で耐久性は高いが、硬い。

固いけれども安物の畳を使うよりは断然いいし、寿命も倍は稼げるのでコスパもいい。

にしても、マンションで藁の床を使う。またはスタイロ藁サンドの床を使うなんてのはナンセンスも甚だしい。

畳床はたまに風を通してナンボ。

マンションみたいな下地コンクリートでしかも干さないのに藁床使っているなんて、ダニやカビの住まいを作っているだけ。

有り得ない考えられない。

いや、たまに干すならいい。が、干さない干せないどうしようもないならマンションの畳はスタイロ畳にすべき。それしかない。

イグサの表を十分に堪能するのであれば、国産且つ着色されていないものを指定するしかない。

イグサ自体を選り分けなければ、バラつきがあると着色をして誤魔化すしかない。

そして安価な表のイグサの本数は3000本そこらだが、高価なものなら8000本そこそこ。

厚みが変わるので、心地も異なる。バラつきも無く目が細かく色も均等。

輸入品であってもイグサを選り分け表を作ればいいものが出来るはずだが、そもそも安価である事が目的で仕入れられるので、そこが違う。