昭和の賃貸マンション リフォーム 阿倍野区

阿倍野区の某、駅チカマンション。

周りにどんどん新築マンションが出来る中、新しさでは競争は出来ませんよね。

新しさが無ければ、個性で入居者のハートを掴む。

いったん何もかも無くして組み直すと、莫大な費用がかかります。

使えるものは使う事で、持ち込む資材を減らし、取り替えるものはしっかり取替。

天井は、落として組み直すと床と並行の普通の天井に出来ますが、桜貼丸太の竿縁天井、屋根のある天井っぽく見せてるんでしょうか。

まんま塞ぐのも味気ないのと勿体ない気がしたので、残す方向で改装。

せっかくキレイに磨いた桜の皮をお金をかけて撤去しないで、キッチンやユニットバスを1ランク上にします。

柱には化粧シートを貼り付け傷や釘穴を隠します。

付鴨居などの露出木部は、ミルクペイントでエイジング効果を出します。畳寄せには巾木を貼り付け、上部はミルクペイントで。

多少、いびつさが残っても、あえてそれを味にして行きます。

元々、お風呂は在来で、タイル貼でした。

キッチンは元々、普通のブロックキッチンでした。

洗濯機置き場が無いので、洗濯機パンを新調しています。

ユニットバスの内装

経年で味が出てくるものものってありますよね。

革製品だったり、上質な木製品だったり。あえてエイジング加工を施すものまであります。

ユニットバスやキッチンなどの製品的なものには、エイジングは無用ですね。

塩ビ管の耐用年数が50年だとしても、表面に見えているユニットバスは黄ばむ一方です。

そこを何とか良く見せたい。

浴室塗装という方法もあります。

発砲塩ビ材にシートを貼り付けた製品がバスパネルとして販売されています。

笑えるくらいに単純計算ですが、家賃を2万下げたら年間24万。

5年住むと、あっという間に120万。

出来れば、市場相場で貸したいですよね。