現在のクロス貼替価格、量産品と言われる、特に特別な柄や機能が備わっていないクロスで1m当たり900円(税別)で貼替えています。
たまに平方メートルで換算されている見積書をみますが、クロスは糊付け機という機械に乗せ、メートルを設定し、糊が付いた状態の90cm幅のクロスが出てくるのでメートル計算がわかりやすい気がします。
材料がネット販売でも1m200円ほどで、一般的に貼り手間は600円。
貼るだけです。
あと、ゴミ代や下地処理、それらを含めて900円
クロスを剥がすと前のクロスの一番下の層が石膏ボードの上に残り、1枚残った紙の下にパテ処理の跡が見える感じにななるのがこの状態です。
きれいにめくれた場合、そのままきれいに貼り替えられます。
でも、そうそううまくはいかないもので、元の裏紙、それ以前の裏紙が混在するならまだしも、水回りなどは特に石膏ボードの黄色い紙までめくれてしまう場合もあります。
俗に言う「灰色」が出る状態ですね。
この状態、クロスが石膏ボード原紙、ライナー紙というもので、その表面も同時に剥がれてしまうと、灰色の紙が露出してしまっています。
この状態のままクロスを貼った時に、灰色部分の凸凹が出てしまったりするので下地処理、パテ処理を行わないとクロスをきれいに貼り仕上げるのが出来ません。
パテも限界ありますので、正直、クロスの仕上がりを優先するなら、ボード貼替する方がいいですね。
これはクロスの上から珪藻土を塗られており、そもそも既存クロスを剥がすのが非常に困難で、珪藻土の剥離剤を使った上でスクレーパーで削りました。
雨漏れなのか、水が浸入したのか、カビでやられちゃう場合もありますね。
ここまで下地が悪い場合は、追加料金を頂いています。