キッチンの向き変更

タイルは性能が高く、意匠的にも高級感があると言えますが、油分が目地にまとわりつくので、汚れた場合、ゴシゴシ洗いやスチームクリーナーで、なんて賃貸住宅には向かないですよね。

賃貸住宅には、入居者に手間がかからない且つ、掃除しやすい素材にしていくべきだと感じています。

ワンルームだと特にキッチンがどちらに向いていようが、部屋が広く取れる方が現実的だと思うのですが、ファミリータイプだと、最近ではそうではないですよね。

対面に出来ればいいのですが、ただ、間口が狭いとそうは行かない。

出来上がっている部屋だと、大きな変化を生むには工夫が必要になりますね。

フルリフォーム引き渡し

一言で、フルリフォームと言っても、施工方法は様々です。

部屋内の石膏ボードなどの壁材まで撤去し、ひとつの箱にした上で全面新調すると、非常に費用がかかる事と、賃貸物件にするには現実的ではありません。

使えるものは再利用し、非通用箇所のみやり替えるのも、エコに繋がります。

新築のように変化させるのは簡単ですが、費用を抑えるのはなかなか難しいところです。

材料は使うほど費用が増えます。

潰せば廃材が増え、廃棄料が増えます。

設計、プラン、打合せに於いては人件費がかかります。

数々の思案を繰り返し、完成したものを確認してもらい、想定以上と言ってもらう事は大変うれしいものです。