マンションや店舗などに押しても引いても開くドア。
ドアクローザーの一種です。
扉の上部についてるタイプではなく、地面に埋められているのがフロアヒンジ。
扉の上部枠にトップヒポットを設置し、扉の振れを防止し、フロアヒンジで扉の荷重を支え、ゆっくり閉まるように調整が出来るものです。
丁番式とは違って柱面に荷重がかからないので、扉が安定します。
フロアヒンジは地面に埋められている為、水が浸入し易く経年劣化で錆び、動作が鈍くなります。
ドア上部に取り付けるドアクローザー(ドアチェックと呼ばれたりもしますが)と同様、油圧で制御されますが、今回のものは油が抜け、調整出来ずに扉の閉まる勢いが、衝撃でガラスが割れてしまうのではないかという程にまで傷んでました。
通常ならトップヒポットを緩める事で扉を外すのですが、同時にトップヒポットも劣化、金属疲労で破損していたので非常に困難でした。
ガラスを外せば扉はかなり軽くなりました。
地面に埋められているので、タイルを割って掘り出す事も出来ますが、費用をかけたくないのでフロアヒンジをディスクグラインダーで分割し抜き取り。
何とか交換出来ました。