消火器、古いまんまじゃないですか?
万が一は、万が一なので起きる可能性はゼロじゃありません。
消火器は共同住宅であれば、建物の延べ面積が150㎡以上であれば、設置が義務付けられています。大抵は廊下などに設置されていますが「通行又は避難に支障がなく、必要時にすぐに持ち出せる場所に設置すること。」「消火器は各防火対象物・部分から歩行距離20m以下(大型消火器は30m以下)になるよう設置し、各階ごとに設置すること。」ややこしいですが、防火対象物とは所謂、建物自身です。
火災が発生した時点で、20m以内にある事。例えば廊下に設置されているとして、玄関開ければ20mの位置に1本設置あり、その先は20mごとに1本あれば、みたいな感じです。
一般的にはABC10型粉末消火器が設置されていますが、ABCのAとは紙、木材、繊維などが燃える火災。普通火災、一般火災と言われます。Bとは石油類その他の油類などが燃える火災で、油火災と言われ、そのまま油による火災ですが、ガソリン、シンナーなどの火災もBに当てはまります。Cとは電気火災で、モーターやトランスによる火災もCです。
どのような火災にも当てはまるのがABC型です。
ABC10型の10は消火能力の単位で、それより大きいものも小さいものもありますが、基本は10でいいです。それより数字が小さいものはボヤ程度ならいけそうないけなさそうな、それより大きいものは、容器を含めると10kg以上の重さになるので持てない人には持てないですので。
消火器の使用期限は10年です。
指定引取場所は、大阪なら、消火器メーカーさんに持ち込めば、リサイクル処理をしてもらえますし、新しい消火器はホームセンターでも購入出来ます。
シールはリサイクル推進センターで購入出来ます。
マンションオーナーでも、ビルオーナーでも、仲介業者でも、人の命を預かってるという意識は持ってください。
自分たち、出入りの業者でも、気を付けないとダメだと思っています。
使わねばならない時に使えるようにして下さい。簡単です。
ちなみに、消火器が錆びてしまっていると、圧力に耐えきれず、底が抜けて飛びます。
カセットコンロを車中に放置していても、はじけて凄い事になったのを見たことがありますが、消火器はガチで飛ぶとヤバいです。