エアコンも浮かせてクロス貼替

原状回復時、エアコンが設備に入っている場合は、クロスを貼る時に切り抜きするしている事例が多いですね。

クロス屋さんは、あくまでもクロス屋さんなので、エアコンは外せません。

配管の緩みでガス漏れの危険性もありますし、動かせばエアコンパテも直さないとならないものです。

ここまでやってくれるクロス屋さんは、最悪の事態も想定し、問題が発生したら対処する覚悟で、とにかくクロス屋さんとしての職人魂できれいに仕上げたい人なのでしょう。

言ってみれば、ガスが漏れたら補充すればいい。エアコンパテはやり直せばいい。

数年後にエアコンが故障して、クロスが恥かく事を考えると、きれいにクロスを貼りたいなら、どけたくなるものです。

自分の強みは、エアコンも取り付ける事が出来るので、あまり気にせずエアコンどけます。

落ちそうな洗面ボウル補修

2点、3点ユニットの場合、洗面ボウルがありますが、ボウルがグラグラになってる事があります。

受けの金具が錆びて弱くなっていたり、ビスが折れていたり、症状は様々です。

意外に、コーキングの密着力も馬鹿に出来ないもので。

洗面ボウルの裏、タイルの裏になりますが、合板などでビスが締め付けやすくなっています。

この合板が劣化している事も多いです。

ボウルの下には点検口があり、そこから合板を張り替える事も出来ます。

天井裏は危険がいっぱい

街中ではあまり見ないですが、ホームセンターに行くとハチの駆除剤を置いている地域は、ハチが居ます。

普通に住まうはずの森や林が失われるので、ハチはハチで住まい探しをするんですね。

民家の屋根裏は、雨風防げるハチには高級住宅ですよね。

でも、天井裏にハチが巣食っているのはメチャメチャ怖いです。

ハチの天敵には、クモやカマキリ、クマもそうらしいですが、それはそれで、ですよね。

可哀そうではありますが、駆除しないと住めません。

侵入しそうな穴は、出来るだけ防ぎ、なんとか駆除が出来ました。

究極のクロスパッチ

クロスにキズが付いた場合、部分補修では似たクロスを継ぎはぎ「パッチ」で補修します。

ただ、クロスを剥がすと裏紙が残るので、そのままではモコっと膨らんだ感じになります。

わずかな紙一重ですが、違和感が残ります。

ちょっと角のあるものがぶつかったり、思わぬ事でやってしまいますよね。

エンボス系のクロスの紙の表面の樹脂部分はこそいで剥ぐ事が出来ます。

薄いクロスの場合は、水に浸してこすって裏紙を取り除けます。

火災保険の特約で直す事も出来ますが、免責金額内だと、ほぼ自腹です。

なんでもそうですが、自動車の場合、キズを直すクセをつければキズがつかないようにしようと、注意が働くようになると、昔、先輩から聞いた記憶があります。

放置するクセがつくと、小さい事はどうでもよくなってきます。

ラミ天クロスの部分貼替

例えば、予算が100万なら、出来るだけ必要な箇所に配分したいと思います。

なので、見積の前に予算を伺う事が多いです。

人にもよりますが、例えば150万で見積提示して、予算的に合わないので削って削って100万にしてしまうのであれば、必要最低限の機能的部分で試算し、あとは見栄えが良くなるように工夫して、100万を切る提示の仕方が自分的には好きですね。

ラミ天の一列、穴補修後に部分クロス。

全然いいと思いませんか。