原状回復時のハウスクリーニング時の再確認

ハウスクリーニングのポイント

・排水トラップの洗浄時、経年劣化で破損の恐れがある場合は取替。

・水栓周りの清掃の際に、水漏れが無いか確認し、漏れがある場合は補修または取替。

 蛇口が緩い、固いは不良。

 ぐらつき確認。

・便器周りの清掃の際に、水漏れが無いか確認し、漏れがある場合は補修。

 便器本体のヒビなどチェック。

 便器床周辺に汚れがある場合、排水不良の可能性あり。

 タンクのパッキンの劣化確認。

 タンク内部のカビ確認。

 ゴムフロートのゴム汚れがあれば取替。

・換気扇ファン洗浄時に異音があれば交換。

・キッチン、洗面の排水部周辺の床ベニヤに腐食があれば漏水の可能性大。

・掃除機使用時、各コンセントの確認、緩みがあればトラッキング事故の可能性大。

・エアコンクリーニング時にファンの汚れが取れない場合は分解洗浄。

・サッシ洗浄時に開閉が固ければコマの補修または交換。

・網戸洗浄時にネットの緩みがあれば張替。

入居時に確認しておくべき事項

引っ越し前に全体の画像の保管を行いましょう。

電気機器

 照明器具、換気扇、エアコン、インターホンなど、状態の確認及び内部まで撮影出来れば撮影しましょう。
 設置年数の確認も行いましょう。

設備機器

 便器、浴室、洗面、それぞれの水栓など、状態の確認及び、出来る限り撮影しましょう。
 設置年数の確認も行いましょう。

ガス機器

 給湯器、コンロなどの状態の確認及び設置年数の確認も行いましょう。

内装

 クッションフロアやフローリングなどの床材、塗装やクロスなどの壁材の施工年数の確認及び、汚れ、キズなど出来る限り撮影しましょう。

機器類に関しては、故障時に保証期間が過ぎている事もあります。

また、エアコンなどは残置物扱いであれば、入居者が補修する事になりますので、その確認も行いましょう。

管理会社または所有者(オーナー)が変わる事も多いです。

賃貸住宅を借りる場合、貸してもらっているという意識は必要です。

そして、退去する際には経年劣化を除いた元の状態で返す事になります。

そして、管理会社または所有者(オーナー)新しい入居者が気持ち良く住んで頂く状態にせねばなりませんので、入居中には細かい問題でも伝える事が望ましいです。

わずかな漏水でも、周囲の材質を傷めます。

換気扇が回っていなければ、空気が淀み、周囲の材質の劣化を進めてしまいます。

扉が重かったり、開閉に負担がかかるようであれば、開閉時の衝撃音で近隣に対して騒音になってしまったりしますが、適切なメンテナンスでトラブル回避、また、住まいの寿命を延ばす事にも繋がります。

賃貸物件 退去時トラブル 結露

外部に面している壁面は結露しやすいです。

サッシなどが結露している場合、サッシの木枠に結露が付着し、カビが発生する事があります。

玄関から奥の窓にかけて通気が出来れば最善ですが、換気扇や送風機などで空気を回す事も結露防止に繋がります。

結露は外気温と室内気温の差で生じますので、外気を取り入れる習慣があれば、結露による症状はましに出来ます。

室内空気の湿度が多い場合、外気温が低い時に水分が窓や外部に面した壁面に結露が発生します。

結局、怖いのはカビなので、カビ防止対策は極力行い、内装の傷みを軽減させる事が必要です。

賃貸物件 退去時トラブル キッチン

キッチンの壁は拭き取りが容易に出来るか、換気扇はしっかり回せるかは重要です。


料理をしないならともかく、料理をする場合、どうしても油分が飛びます。


換気不足で室内が油だらけに、エアコンにまで油分を含んだ空気は循環します。

その他、キッチン収納の扉や内部の状態は要確認です。

建付けはどうか。漏水の跡が無いか。

建付けが悪いと扉ごと破損する事もあります。漏水の跡があるようなら、入居前に修繕を依頼しておくべきで、下の階層がある場合に影響が無いようにしてもらっておくのも重要です。