フルリフォーム引き渡し

一言で、フルリフォームと言っても、施工方法は様々です。

部屋内の石膏ボードなどの壁材まで撤去し、ひとつの箱にした上で全面新調すると、非常に費用がかかる事と、賃貸物件にするには現実的ではありません。

使えるものは再利用し、非通用箇所のみやり替えるのも、エコに繋がります。

新築のように変化させるのは簡単ですが、費用を抑えるのはなかなか難しいところです。

材料は使うほど費用が増えます。

潰せば廃材が増え、廃棄料が増えます。

設計、プラン、打合せに於いては人件費がかかります。

数々の思案を繰り返し、完成したものを確認してもらい、想定以上と言ってもらう事は大変うれしいものです。

和室はいいですね。

賃貸物件で、畳を入れても入居者に畳に風を通すなどのメンテナンスは難しく、ましてや天日に干す場所も無く、和室がどんどん減っているのが現実です。

茣蓙の基台が藁床の場合、干さないと劣化するだけですが、まず不可能ですね。

畳の加熱乾燥は、業者が請け負ってくれますので、本来の藁床の良さを取り戻すには最適ですが、定期的に行わねばなりません。

これもなかなか難しいので、スタイロ畳が安全ですよね。

和紙畳は、賃貸物件には最適だと思います。

耐久性が高いのです。

賃貸物件には、安価な畳表が使われる事が多く、茣蓙がしっかりしていない分、劣化も早いです。

畳をひっくり返すなど、大昔は行われてましたが、安価な畳表ではやる意味がないと感じています。

悪い言い方をすれば、和紙畳は畳風ですが、良く見せるのであれば、それでいいんじゃないかと思います。

自分が住むのであれば、良質なイ草がいいなと思います。ただ、賃貸の場合は和紙でしょうか。あくまでも私感ですが。

琉球畳風の和紙畳ですが、建材としては良質です。

素直に、かっこいいと感じます。